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「新編 春香伝」
2010-04-01 Thu 18:18
新編 春香伝新編 春香伝」 (2002/04) 著:李 殷直 
図書館で衝動借りしてしまった本なのであった。
あとがきを読んでみると、なんと1948年に初版された本の再々版ということだ!
題材が朝鮮の古典、それの焼き直しとはいえ60年以上前の作品である。とうぜん現代的仮名遣いになってるとはいえ、、、古臭いところが全くないのに驚き。

あらすじは、兩班名家の息子・夢竜(モンロン)と妓生の娘・春香(チュンヒャン)の純愛を描くシンプルなストーリィ。
父親の赴任地で科挙を目指して勉強中の若者・夢竜は、美しい娘・春香と恋に落ち互いに言いかわすが、父の転任のため、不本意ながら都へ去ることになる夢竜。
新しく赴任してきた官吏は、評判の美女・春香に目をつけるが、、、夢竜への操を通して官吏に従わず言われない処罰を受け投獄される春香。
一方、科挙に合格し”暗行御史”を任ぜられた夢竜は、役職にしたがい、春香や民人を苦しめた官吏の不実を調べ、裁きを申し立てるのだった、、、。

新・春香伝 特別限定バージョン (白泉社文庫) え~、春香伝のあらすじ自体は、CLAMPさんのマンガ読んで知ってたのだけど、
このお話のイイところは、なんたって夢竜が”暗行御史”という格好イイ役どころになって再登場するくだり。

”暗行御史”じたいは「新暗行御史」なんてマンガもあるくらいなので今更説明不要だろうけど、
ようするに、、、政府の隠密で、地方官吏の不正や横領を調査してその罪を裁く権限を与えられた役人。なわけです。
知名度じゃなく、役割として水戸黄門なわけだね。

有名所では「チャングムの誓い」でミン・ジョンホが、地方に旅行に行く、、、なんて言いながら、実は平服である役人の不正を隠密で調査してたっていうアレです。

夢竜も、身分を隠して行動するので、、、春香の村に帰ってきた際には、乞食と見られるような粗末な服装で、元知人の眼をもごまかして機会を窺います。
そして、、、いよいよ身分を明かして春香を救おうというクライマックスシーン!!
イメージ映像が脳裏に浮かんでしまいそうなほど鮮やかです。

いや~、、、実に水戸黄門なわけですよ!

しかも、、、その後の夢竜が、このストーリィでは、、、
わずか10行で表舞台から消えてしまうんですね!
、、、じつに格好イイです。

まぁ、、、題材としては、”暗行御史”格好イイんで、ストーリィテラーとしては
ついつい再利用したくなる気持ちになるでしょう。

そうすると、、、水戸黄門になるわけですがw

まぁ、、、確かに、せっかく民主的思想に開眼したのだから、
女と幸せに暮らすだけでなく、、、
その権力を存分に活用して民を救うみんなのヒーローを目指すといいだろうって
客観的には思えるでしょう。

しかしまぁ、、、
万民のヒーローより、ひとりの女性を幸せにする男 なんだろうなぁ、と。


兩班の血をひく子でも、男性なら兩班の私生児として親に引き取られることができますが、女性はぜったい兩班の家に入れられることはなかったようです。
「ファン・ジニ」におけるチニの初恋も、、、同じようなシチュエーションでしたね。

春香伝はハッピーエンディングでも、チニの初恋は破れ、、、彼女は超一流の妓生として身を立て、兩班を見返してやろうとするのですね。
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